私は東北中央研究所検査部に勤務しており、遺伝子検査を担当しています。遺伝子検査は細菌やウイルスをさまざまな検体材料を用いて同定することができます。
遺伝子検査で行うPCR検査は特異度(健康な人が検査で正しく陰性と判断される割合)が高く迅速に正確な検査結果を得ることができますが、検出感度(検出できる最小値)が高いため、わずかなコンタミネーション(混入)でも検査結果に影響を与えてしまうこともあります。そのため繊細な作業も多く、細心の注意を払いながら検査を行っています。
今後ますます発展していく分野でもあるため、日々最新の情報をリサーチし情報共有を行っています。
ラボの所在地である福島県いわき市は東北最南端に位置し、寒暖差も比較的少ない温暖な地域です。明治初期から炭鉱の町として栄え、現在は映画の舞台にもなったリゾート施設が有名ですが、他にも湯本温泉などたくさんの温泉施設があります。また海洋ミュージアムや食のテーマ館、東側には60Kmにわたる海岸線を有しているため海鮮料理がとても美味しい地域です。
一番大きな理由は地元で臨床検査技師として働ける規模の大きな検査センターということでした。そして、アットホームな社風の職場環境の良さはもちろんですが、地域密着型で病医院の先生方からの様々なニーズに合わせて検査結果をお返ししている体制に共感し、また、たくさんの症例を経験できることに惹かれ入社を決めました。
検査センターは臨床の現場からは離れていますが、それでも患者様を第一に考え病院の中央検査室の役割を担えるように迅速かつ正確な検査結果を報告することに努めています。
全国各地で大きな災害に見舞われることが多くなっています。私たちも東日本大震災により甚大な被害を受けました。そのときに、どんなに困難な状況でも臨機応変に対応し、最後は同僚と笑って解決できるという組織力と達成感に仕事のやりがいを感じました。
国家試験取得に向け勉強に忙しい中、就職活動はとても大変だと思います。情報や知識だけで就職活動をしている人もいるかもしれません。「百聞は一見に如かず」です。思い切って自分の目で見ることをお勧めします。ぜひ見学に来て下さい。笑って就職活動を終え、納得のいく社会人生活が送れるよう祈っています。頑張って下さい。
中央研究所つくば血液一般検査室にて、凝固線溶系検査や血算、末梢血液像、骨髄像を担当しています。具体的には出血および血栓症の原因や病態把握・治療効果の判断、血液細胞(白血球・赤血球・血小板)の数、顕微鏡による血液細胞の観察、異常細胞の有無などを調べています。入社5年目の現在、新たに一般検査室での業務にも取り組む機会をいただき、研修を受けながら尿の定性・定量検査、尿沈渣、便潜血の検査などに取り組んでいます。
つくば市には筑波山があり、農産物も豊富で珍しいものもあるなど、自然の多い場所だと思います。
入社を決めた理由は、就職活動中に出会った方々の人柄や雰囲気です。
私はもともと臨床検査技師として検査センターか病院で働きたいと考えていました。さらに、多くの検体検査に携わり、さまざまな疾患を学ぶことができるのではないかという考えから検査センターを志望し、江東微生物研究所を知りました。
正確かつ迅速に検査結果を報告できるようにすることを大切にしています。
病院などへ検査結果をデータとして報告していますが、自分たちの出したデータは、時には患者様の命に関わる重大な情報となりうる可能性があります。そのため、数値を報告する際には、検体の状態や他項目と相関が取れているか、年齢・性別的にあり得るデータなのかなどを意識しています。また、顕微鏡で細胞を分類する場合もあるので、細胞を正しく分類し、異常細胞を見落とさないように気をつけています。
また、自分で考えることはもちろんですが、疑問点は上司や先輩に質問し、1つずつ解決していくことや、自分で時間を作り知識の向上にも努めるようにしています。
一番嬉しかったエピソードは、初めて自分で出した検査結果を報告できた時のことです。
入社当初、私は検体数の多さ検査の難しさに挫けそうになりましたが、毎日復習や空き時間に練習をするなど努力し、依頼を受けたものを検査し、結果を先輩方に確認してもらい、考え方や判断の仕方を教わることを繰り返しました。
ある日、いつものように先輩へ確認をお願いしたところ、「この結果で報告して下さい」と言ってもらえました。この時は嬉しさと共に、さらに精進したいという思いも湧きました。
また、業務を通して身に着けた知識や技術を活かして、二級臨床検査士資格認定試験(血液学)の資格も取得したことで、さらに会社での努力や自分の知識・スキルに自信を持てるようになりました。
就職活動は大変なので、リフレッシュする時間を持つことが大切だと思います。私は、面接後などに近くの飲食店で好きなものを食べ、気分転換していました。就職活動は大変なだけではなく、焦らず自分のペースで一歩ずつ進むことで、自分を知り、成長させる機会にもなりました。自分がどこで働きたいのか迷うこともあると思いますが、「ここで働きたい」と思える会社を見つけるためにも、行動し続けて下さい。少しでも行動を起こせば、それが自分の力になると思います。
私は千葉県の病院内のブランチ検査室に勤務しています。お客様である病院内で働くブランチ検査室では、臨床検査技師として主に生化学、血液、免疫、一般検査を行っています。お預かりした血液や尿などの検体を測定・分析し検査データを提供します。ブランチ検査室では幅広く検査を行うため、より多くの知識が必要となります。
私が住んでいる千葉県は大規模なショッピングモールや世界的に有名なテーマパークがあると同時に、歴史的街並みや独特の文化が息づく漁師町、緑深い里山、海岸線の続く雄大な景色などを見ることができ、多彩な魅力があります。千葉と言えば落花生が有名ですが、お米の生産が盛んで千葉県では県内に多数の酒造があり酒造巡りもおすすめです。
就職活動を始めた頃、私は病院への就職にしか興味がありませんでした。採用サイトで実家から通える範囲の就職先を探していた際に、近くに検査センターがあるということを知り、興味を持ち、調べていくうちに地域密着型のサポート体制と高品質の検査を行えることに魅力を感じました。また、社員を含めた「人との繋がり」を大切にする姿勢に惹かれ、私もその中の一員として働きたいと思いました。
専門学校生活三年間で培った検査の知識を活かして、より多くの人々の健康に微力ながら貢献していきたいと思い志望しました。
医師や看護師、院内技師などの病院内の医療スタッフの方々とコミュニケーションをとりながら、チーム医療の一員として、診療に役立つ検査結果を正確かつ迅速に報告できるように心がけています。
医療検査分野は研究が進み、常に新しい検査技術や分析機器が出てきます。その中で取り残されないよう、業務を通して、日々勉強し、臨床検査技師としての知識を深めていくとともに、人としても成長し、お客様からの信頼や患者様への貢献に繋げていきたいです。
患者様の命に関わる責任ある検査業務を通して、スキルアップしていける環境があることです。できるだけ早く検査結果を提出することが求められるなど大変なこともたくさんありますが、自分が勉強し経験したことを糧として、検査を行うことが患者様に正確で迅速な検査結果を届けることにつながることになるため、とてもやりがいを感じています。検査センターでは専門的なスキルアップをはかることができますが、ブランチ検査室では幅広い検査結果を踏まえ、院内の医療スタッフの方々と連携しながら患者様に貢献することができます。
就職活動と忙しい学生生活の両立はとても大変だと思います。私自身、病院実習や国家試験勉強との両立で苦労し、悩んだ覚えがあります。しかしながら、就職活動は色々な会社を見学することで視野が広がり、自分に何が合うのか、何がしたいのか、新しい発見ができる良い機会でもあると思います。不安や緊張でいっぱいになると思いますが、後悔のないように自然体で頑張って下さい。
検査センターでの仕事は、患者様の命に関わる責任の大きな仕事ではありますが、とてもやりがいを持てる仕事だと思うので、興味がある方は実際に会社に足を運び自分の目で確かめてみて下さい。その中で江東微研に少しでも興味をもっていただけたら嬉しいです。