ご挨拶

医療技術の急速な進歩や疾病構造の変化、超高齢化社会の到来、少子化などの社会構造の変化に伴い、医療保険制度、社会保障制度も大きな転換点を迎えようとしています。 医療環境はますます厳しくなりつつありますが、臨床検査の分野も新たな状況への対応を迫られているのが現状です。

しかしながら、人々の健康への願いは変わろうはずもなく、予防医学の重要性への認識の高まりや、遺伝子診断に代表される新たな検査分野の開発などにより、検査ニーズはますます多様化し、より広範な領域にわたる精度の高い検査情報が求められています。

当社は昭和32年の創業以来、「地域医療への貢献」を企業理念とし、関東・東北・新潟の各地区に基幹となる検査センターを一つ一つ設立することによって発展してまいりました。現在も衛生検査業界のパイオニアとしての誇りを持ち、地域に密着したきめ細かなサービスを心がけ、着実な歩みを続けています。

昭和63年には茨城県つくば市に「中央研究所つくば」を、さらに平成3年には福島県いわき市に「東北中央研究所」を設立し、それぞれ関東、東北エリアのキーステーションとして機能を集中させました。 両研究所を二つの核とし検査システム、情報システムを統合し、16の地域ラボや29の営業所とオンラインでネットワークされた高次元のトータル・ラボシステムを構築しました。検査技術の向上により高度で多様な検査ニーズにお応えするばかりでなく、合理化や効率化をはかり、ユーザーの皆様に満足いただけるサービスをご提供できる体制づくりに努めてまいりました。

また、臨床検査で培った技術を生かし、水質検査や食品検査など環境衛生検査分野にも業容を広げ、関連企業では企業検診や医療廃棄物の収集運搬業務、また、調剤薬局事業も展開しています。 将来は福祉・介護などヘルスケア分野も含め、総合的な医療関連サービスを通じて社会に貢献できればと考えております。

当社には、医療の一端を担う者としての社会的使命と責任があります。これからも医療の本道を見据えて、人々の命と健康に奉仕していきたいと願っております。

代表取締役社長 小林 博美

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